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▽CS、8億円か300万円か…“ドル箱興行”3位じゃダメ



 巨人が3連覇を決めたプロ野球セ・リーグ。だが、熾烈(しれつ)な争いはまだ続いている。広島と阪神が2位の座を争ってデッドヒート、5日の広島-巨人戦(マツダ)まで順位決定は持ち越した。

 CSをホームで戦えるメリットはもちろんだが、2位でなければならない理由が別にもある。「3位でCSはメリットがない。2位で主催権を得られたら3試合きっちりやりたい」と明かすのは、CS出場経験のある球団の営業担当者だ。

 CSファーストステージは、2位チームの本拠地で3試合制で行われる。シーズン中と同じく、収入は主催チームの“総取り”。球場にもよるが1試合の入場料収入は約1億円、BSなどの放映権料はファーストステージで5千万円から7千万円、物販や飲食代金なども加算される。

 12球団でも随一の人気を誇る阪神が本拠地とする甲子園は、収容人員約4万7千人。球界関係者は「CS3試合なら総額8億円の売り上げは見込める」と試算する。

 一方、広島の本拠地マツダスタジアムの収容人員は3万3千人ながら、最近は“カープ女子”の登場などで集客は見込める。さらに「マツダは飲食店の数、種類も豊富で売り上げは大きい」(関係者)とも。どちらにとっても“ドル箱興行”なのは間違いない。

 もちろんセ・リーグの規定で3位チームにも主催チームから300万円は支払われるが、比べるべくもない。「3位じゃダメなんです」というのが実情なのだ。

 収益は来季以降のチーム運営にも大きな影響を及ぼす。1日に各チームの戦力外が発表され、編成部門はすでに水面下で補強に動き出した。CSの臨時収入はそのまま編成戦略にも直結する。

 他球団の営業担当は「うちはとっくに関係ないが、今ごろ阪神と広島の担当は胃が痛くなる思いでしょう」と自嘲気味に話した。(芳賀宏)  産経新聞


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